医薬経済オンライン

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病院の新課題「女医の子保育」

看護師の就労支援から目線転換を

2011年9月1日号

 慢性的な看護師不足が叫ばれているが、離職中の潜在看護師は約60万人もいる。出産によって離職したが、子育てと仕事の両立が難しく復職できない看護師がかなりいると推察される。 そうした看護師の就労支援として、院内に保育施設を設ける施設も増えた。が、病院には保育施設運営のノウハウがない。ある病院では自営で設置し、保育士の要望をすべて呑んで、常勤4人体制をとったが、運営コストは嵩むばかりだ。看護師確保や離職防止に役立てばいいが、費用対効果の面で、成果を上げているのだろうか。 企業内や病院内での保育事業を展開する日本福祉総合研究所の安永愛香代表によると、自営での院内保育運営から委託に切り替えて、年間約1000万円のコスト削減に成功した事例があるという。 「病院は保育について知らないケースが多いので、自営では、保育士の言いなりということが起こる。委託でス...  慢性的な看護師不足が叫ばれているが、離職中の潜在看護師は約60万人もいる。出産によって離職したが、子育てと仕事の両立が難しく復職できない看護師がかなりいると推察される。 そうした看護師の就労支援として、院内に保育施設を設ける施設も増えた。が、病院には保育施設運営のノウハウがない。ある病院では自営で設置し、保育士の要望をすべて呑んで、常勤4人体制をとったが、運営コストは嵩むばかりだ。看護師確保や離職防止に役立てばいいが、費用対効果の面で、成果を上げているのだろうか。 企業内や病院内での保育事業を展開する日本福祉総合研究所の安永愛香代表によると、自営での院内保育運営から委託に切り替えて、年間約1000万円のコスト削減に成功した事例があるという。 「病院は保育について知らないケースが多いので、自営では、保育士の言いなりということが起こる。委託でスタッ

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