医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

深層◎新薬創出加算

細部に宿る「時限爆弾」

財源確保できず“骨抜き”の恐れ

2011年8月15日号

 8月3日夕方5時30分から首相官邸で新成長戦略会議が開催された。東京電力の原子力発電所の事故を受け、菅直人政権が戦略の一環として描いていた原発輸出が絶望的になった。戦略が大きく狂ったため、改めて練り直さなければならない。重要な会議だったはずだ。だが、日本経団連の米倉弘昌会長と経済同友会の長谷川閑史代表幹事の2人が揃って欠席した。 菅首相をすでに見限っている米倉会長はともかく、長谷川代表幹事の欠席は「ボイコットか」と経済記者らの話題を呼んだ。 長谷川会長と言えば、1月6日午後にグランドプリンスホテル赤坂(3月末で廃業)で開かれた薬業4団体の賀詞交歓会に出席した後、夜にはホテルニューオータニの中華料理店で菅首相と夕食をともにした。その後もしばしば食事をしていたことが首相動静などで確認されている。当時の長谷川代表幹事の肩書は日本製薬工業協会会長。不人...  8月3日夕方5時30分から首相官邸で新成長戦略会議が開催された。東京電力の原子力発電所の事故を受け、菅直人政権が戦略の一環として描いていた原発輸出が絶望的になった。戦略が大きく狂ったため、改めて練り直さなければならない。重要な会議だったはずだ。だが、日本経団連の米倉弘昌会長と経済同友会の長谷川閑史代表幹事の2人が揃って欠席した。 菅首相をすでに見限っている米倉会長はともかく、長谷川代表幹事の欠席は「ボイコットか」と経済記者らの話題を呼んだ。 長谷川会長と言えば、1月6日午後にグランドプリンスホテル赤坂(3月末で廃業)で開かれた薬業4団体の賀詞交歓会に出席した後、夜にはホテルニューオータニの中華料理店で菅首相と夕食をともにした。その後もしばしば食事をしていたことが首相動静などで確認されている。当時の長谷川代表幹事の肩書は日本製薬工業協会会長。不人気

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence