薬剤経済学
有効性比較研究の実際
第40回 厳密な評価のないAMD低価格製剤の支持
2011年8月15日号
ルセンティスは2006年6月、加齢性の黄斑変性(AMD)療法としてFDA(米食品医薬品局)に承認されると、すばやく市場に浸透していったが、2008年にも承認適応外のアバスチン処方を件数で追い抜けなかった。米国だけで9.60億ドルと、同剤の売上高がブロックバスターの位置づけに迫った年である。 民間保険委託分を除くメディケア・フィー・フォー・サービスのパートB2008年請求全数を分析した連邦医療保険管理庁(CMS)のR.J.ブレシュナーらの報告。「新生血管による加齢性黄斑変性の薬剤療法」アメリカン・ジャーナル・オブ・オフサルモロジー2011年5月)。アバスチンAMD応用のパイオニア=P.J.ローゼンフェルド(マイアミ大学)も参加した。 ルセンティスは2006年後半、アバスチンの眼科処方の9割に肉薄したが(前号)、2008年はむしろ安価なオフラベル処方が伸びた。 22.3万人、高...
ルセンティスは2006年6月、加齢性の黄斑変性(AMD)療法としてFDA(米食品医薬品局)に承認されると、すばやく市場に浸透していったが、2008年にも承認適応外のアバスチン処方を件数で追い抜けなかった。米国だけで9.60億ドルと、同剤の売上高がブロックバスターの位置づけに迫った年である。 民間保険委託分を除くメディケア・フィー・フォー・サービスのパートB2008年請求全数を分析した連邦医療保険管理庁(CMS)のR.J.ブレシュナーらの報告。「新生血管による加齢性黄斑変性の薬剤療法」アメリカン・ジャーナル・オブ・オフサルモロジー2011年5月)。アバスチンAMD応用のパイオニア=P.J.ローゼンフェルド(マイアミ大学)も参加した。 ルセンティスは2006年後半、アバスチンの眼科処方の9割に肉薄したが(前号)、2008年はむしろ安価なオフラベル処方が伸びた。 22.3万人、高齢
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