調剤実績データ
後発医薬品処方実態(11年2月)②
消化性潰瘍用剤が市場規模トップに返り咲く
2011年8月15日号
PDFはこちら 厚生労働省の「最近の調剤医療費の動向」によれば、10年4月〜11年2月までの11ヵ月間の後発医薬品市場規模は、合計で前年同期比24.1%増の2844億円と、月平均258億円を記録した(11年2月の段階では260億円を突破した)。一方、先発品を含めた市場の同期間の伸び率は1.4%増にとどまった。言い換えれば、先発品は前年を割り込んでいると見られる。従って、後発品の処方割合は6.9%から8.4%へアップした。 薬効大分類別にみると、トップ3は循環器官用薬、消化器官用薬、ビタミン剤で07年から全く変動はみられない。また、これら3薬効の10年度先発品市場規模は前年に対し、いずれも減少している。 一方、小薬効でみると、トップは血管拡張剤で338億円、市場占有率11.9%、前年同期比42%増だった。以下、消化性潰瘍用剤が329億円(11.6%、49.5%増)、糖尿病用剤が132億円(4.6%、21.1%...
PDFはこちら 厚生労働省の「最近の調剤医療費の動向」によれば、10年4月〜11年2月までの11ヵ月間の後発医薬品市場規模は、合計で前年同期比24.1%増の2844億円と、月平均258億円を記録した(11年2月の段階では260億円を突破した)。一方、先発品を含めた市場の同期間の伸び率は1.4%増にとどまった。言い換えれば、先発品は前年を割り込んでいると見られる。従って、後発品の処方割合は6.9%から8.4%へアップした。 薬効大分類別にみると、トップ3は循環器官用薬、消化器官用薬、ビタミン剤で07年から全く変動はみられない。また、これら3薬効の10年度先発品市場規模は前年に対し、いずれも減少している。 一方、小薬効でみると、トップは血管拡張剤で338億円、市場占有率11.9%、前年同期比42%増だった。以下、消化性潰瘍用剤が329億円(11.6%、49.5%増)、糖尿病用剤が132億円(4.6%、21.1%増)
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