時流遡航
先端光科学研究の世界を訪ねて
第12回
ジャーナリスト 本田成親
2011年8月15日号
世界に誇るX線自由電子レーザー(XFEL)施設「SACLA」(さくら)の建設に際し、計画から完成に至る全工程の統括責任者を務めたのは、高エネルギー物理学を専門とする石川哲也・理化学研究所播磨研究所長(写真)だった。スプリング8や筑波のフォトンファクトリーの建設でも中心的役割を果たした石川所長は、「世界最高の機能をもつ研究基盤施設を造っておけば、斬新なアイデアをもつ研究者が世界中から集まり、次々に画期的な研究が生まれるはずだ」との信念のもと、SACLAの建設に携わってきたという。
石川所長によると、ともに世界一の能力を誇るSACLAのようなXFEL施設とスプリング8のような放射光施設とが隣接して存在するのは日本だけだという。双方の施設間で各種の共同研究や相補的研究を行うことによって他国の追随を許さない業績を挙げることが期待されて...
世界に誇るX線自由電子レーザー(XFEL)施設「SACLA」(さくら)の建設に際し、計画から完成に至る全工程の統括責任者を務めたのは、高エネルギー物理学を専門とする石川哲也・理化学研究所播磨研究所長(写真)だった。スプリング8や筑波のフォトンファクトリーの建設でも中心的役割を果たした石川所長は、「世界最高の機能をもつ研究基盤施設を造っておけば、斬新なアイデアをもつ研究者が世界中から集まり、次々に画期的な研究が生まれるはずだ」との信念のもと、SACLAの建設に携わってきたという。
石川所長によると、ともに世界一の能力を誇るSACLAのようなXFEL施設とスプリング8のような放射光施設とが隣接して存在するのは日本だけだという。双方の施設間で各種の共同研究や相補的研究を行うことによって他国の追随を許さない業績を挙げることが期待されており
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