一筋縄では行かない「青い海」戦略
ファイザーEPBUに過当競争の懸念
2011年8月1日号
ファイザーが長期収載品と後発品の2事業を手掛ける「エスタブリッシュ医薬品事業部門」(EPBU)を09年9月に立ち上げてから2年弱。この7月には自社開発した初の後発品を市場投入した。 長期収載品事業も本格的なスタートを切る。08年に特許切れを迎えていた「ノルバスク」に加え、この11月に後発品参入を控える「リピトール」という、これまでのファイザーの中核事業を担ってきた主力2製品も所管することになった。これに合わせて、人員規模もMRなどで一気に1000人体制となる。 長期収載品などの損益管理責任を負い、900人近いMRを抱え、市場独占期間を失ったとはいえ、なお数百億円規模の売上げを誇る大型製品を2つ擁するファイザーEPBUは、ひとつの会社の事業部門というより、「会社そのもの」とでも言うべき存在だ。 「このままではファイザーの独壇場になる」 中堅製薬企業並みの...
ファイザーが長期収載品と後発品の2事業を手掛ける「エスタブリッシュ医薬品事業部門」(EPBU)を09年9月に立ち上げてから2年弱。この7月には自社開発した初の後発品を市場投入した。 長期収載品事業も本格的なスタートを切る。08年に特許切れを迎えていた「ノルバスク」に加え、この11月に後発品参入を控える「リピトール」という、これまでのファイザーの中核事業を担ってきた主力2製品も所管することになった。これに合わせて、人員規模もMRなどで一気に1000人体制となる。 長期収載品などの損益管理責任を負い、900人近いMRを抱え、市場独占期間を失ったとはいえ、なお数百億円規模の売上げを誇る大型製品を2つ擁するファイザーEPBUは、ひとつの会社の事業部門というより、「会社そのもの」とでも言うべき存在だ。 「このままではファイザーの独壇場になる」 中堅製薬企業並みの体制
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