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医薬経済気象台

節電長期化懸念で景気に暗雲

2011年8月1日号

 菅直人首相が政権居座りのため、次々に新たな課題をぶち上げる状況が続いている。現在は震災復興そっちのけに「脱原発」を掲げてエネルギー政策の見直しを首相の責務だと息巻いている。「脱原発」は足元で直ちに結論が出るような問題ではない。福島原発事故で国民の関心が高い原発問題を主題にして延命を図ろうとしている姿は、いかにも市民運動家が原点の首相らしい。 しかし、エネルギー政策は、「脱原発」の一言で片づけられる生易しいものではない。長期の視点でじっくり検討していくべきであることは、与野党問わず政治家の誰しもがわかっていることであり、戸惑いを隠せない。これを最優先事項に掲げたということは、菅首相には辞任の意思はなく、任期一杯粘り抜く腹積もりだと推測されている。 ストレステストが実施されるが、停止中原発35基のうち15〜16基を対象にした1次評価が終了するの...  菅直人首相が政権居座りのため、次々に新たな課題をぶち上げる状況が続いている。現在は震災復興そっちのけに「脱原発」を掲げてエネルギー政策の見直しを首相の責務だと息巻いている。「脱原発」は足元で直ちに結論が出るような問題ではない。福島原発事故で国民の関心が高い原発問題を主題にして延命を図ろうとしている姿は、いかにも市民運動家が原点の首相らしい。 しかし、エネルギー政策は、「脱原発」の一言で片づけられる生易しいものではない。長期の視点でじっくり検討していくべきであることは、与野党問わず政治家の誰しもがわかっていることであり、戸惑いを隠せない。これを最優先事項に掲げたということは、菅首相には辞任の意思はなく、任期一杯粘り抜く腹積もりだと推測されている。 ストレステストが実施されるが、停止中原発35基のうち15〜16基を対象にした1次評価が終了するのが9

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