医薬経済オンライン

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栄養指導の今昔 しょく・しょく・どう・じゅうのススメ

病態栄養指導の社保診療報酬の認定

第6回

深浦京子

2011年8月1日号

 毎日新聞社学芸部から電話があった。「ご寄稿ありがとうございます。11月17日朝刊に載せる予定です。スペースの都合でご承諾いただきたいことがあります」と言う。 事の起こりは、ある日の朝刊2紙の健康欄に「ご注意、経口血糖降下剤」として、専門医の警告を取り上げ、血糖降下剤服用による死亡事故9・9%、後遺症のため社会復帰不能9・1%とし、経口剤を使う量が増すに従い発生数が増し、「昭和50(75)年にはわずか半年で48年を上回った」とあったことだった。日本糖尿病学会評議員のN医師のコメントとして、「糖尿病治療は、食事療法や生活指導によってコントロールするのが大前提。それでも症状が改善しなかったり、著しい高血糖の場合は、インスリン注射をすべきで、経口剤は特別なケースに限ったほうがよい」と書かれていた。 読みながら私は以前栄養指導をした患者のことを思い出していた...  毎日新聞社学芸部から電話があった。「ご寄稿ありがとうございます。11月17日朝刊に載せる予定です。スペースの都合でご承諾いただきたいことがあります」と言う。 事の起こりは、ある日の朝刊2紙の健康欄に「ご注意、経口血糖降下剤」として、専門医の警告を取り上げ、血糖降下剤服用による死亡事故9・9%、後遺症のため社会復帰不能9・1%とし、経口剤を使う量が増すに従い発生数が増し、「昭和50(75)年にはわずか半年で48年を上回った」とあったことだった。日本糖尿病学会評議員のN医師のコメントとして、「糖尿病治療は、食事療法や生活指導によってコントロールするのが大前提。それでも症状が改善しなかったり、著しい高血糖の場合は、インスリン注射をすべきで、経口剤は特別なケースに限ったほうがよい」と書かれていた。 読みながら私は以前栄養指導をした患者のことを思い出していた。郊

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