医薬経済オンライン

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もはや終幕「流改懇」

経済課長次第の流通改善

2011年7月15日号

 「医薬品は懸命に運んでいるし、そのために投資もしている。そういうところを、もっとアピールしなければいけないんでしょうね」 製薬企業と医療機関の双方から利益が獲れず、底を這っているのが医薬品卸の現状だ。そんななか、6月30日に11ヵ月ぶりに厚生労働省の「医療用医薬品の流通改善に関する懇談会」が開かれた。 会場は東京・四ツ谷駅前にある「主婦会館プラザエフ」。1948年に誕生した女性と消費者の権利を守る「主婦連合会」の本拠地なのだそうだが、厚労省の検討会で使用することはあまりない。実は流改懇の会場がここに決まったのはギリギリで、30日という日程が先にあった。医薬品流通のあり方や東日本大震災での対応に汗をかいた医政局経済課の日下田敏彦首席流通指導官が、この日をもって退官するため、“花道”の意味を込め、何とか押し込んだというのが実情だ。ただ、今...  「医薬品は懸命に運んでいるし、そのために投資もしている。そういうところを、もっとアピールしなければいけないんでしょうね」 製薬企業と医療機関の双方から利益が獲れず、底を這っているのが医薬品卸の現状だ。そんななか、6月30日に11ヵ月ぶりに厚生労働省の「医療用医薬品の流通改善に関する懇談会」が開かれた。 会場は東京・四ツ谷駅前にある「主婦会館プラザエフ」。1948年に誕生した女性と消費者の権利を守る「主婦連合会」の本拠地なのだそうだが、厚労省の検討会で使用することはあまりない。実は流改懇の会場がここに決まったのはギリギリで、30日という日程が先にあった。医薬品流通のあり方や東日本大震災での対応に汗をかいた医政局経済課の日下田敏彦首席流通指導官が、この日をもって退官するため、“花道”の意味を込め、何とか押し込んだというのが実情だ。ただ、今回は

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