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抗うつ剤「レクサプロ」の可能性

グローバルスタンダードも日本では苦労

2011年7月15日号

 厚生労働省の患者調査によると、08年10月時点のうつ病、双極性障害の患者数は104万1000人(男性38万6000人、女性65万5000人)。年齢層では男性は40歳代が8万4000人で最も多く、女性は60歳代が12万人、70歳代が11万8000人と高齢者が多い。96年には43・3万人だった総患者が10年強で倍増以上となり、バブル崩壊後の競争社会がストレス社会を深化させたとの見方がされている。加えて、精神疾患で医療機関にかかっている患者数は08年で323万人(外来290万人、入院33万人)となっている。 一方、競争社会の元祖である米国では社会不安障害患者が1500万人と言われている。日米で患者の規定や程度の差があることは知られているが、日本も99年以降のSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)をはじめとする各種新規抗うつ剤の発売とともに患者が掘り起こされてきた。 そのようななか、世界的抗うつ剤「エ...  厚生労働省の患者調査によると、08年10月時点のうつ病、双極性障害の患者数は104万1000人(男性38万6000人、女性65万5000人)。年齢層では男性は40歳代が8万4000人で最も多く、女性は60歳代が12万人、70歳代が11万8000人と高齢者が多い。96年には43・3万人だった総患者が10年強で倍増以上となり、バブル崩壊後の競争社会がストレス社会を深化させたとの見方がされている。加えて、精神疾患で医療機関にかかっている患者数は08年で323万人(外来290万人、入院33万人)となっている。 一方、競争社会の元祖である米国では社会不安障害患者が1500万人と言われている。日米で患者の規定や程度の差があることは知られているが、日本も99年以降のSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)をはじめとする各種新規抗うつ剤の発売とともに患者が掘り起こされてきた。 そのようななか、世界的抗うつ剤「エス

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