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薬剤経済学

有効性比較研究の実際

第38回 AMD新旧4療法の安全性比較

2011年7月15日号

 レスリーH.カーチスらデューク大の研究者による「加齢に伴う黄斑変性(AMD)療法における死亡、心筋梗塞、出血、脳卒中リスク」は、新生血管性AMD4療法の安全性を比べるメディケア請求データの研究である(アーカイブス・オブ・オフサルモロジー2010年10月)。 ベルテポルフィン(ビスダイン)を併用することでレーザー処置を改善した光線力学療法、薬剤療法ペガプタニブ(マキュジェン)が主体だった領域に、05年秋、抗がん剤ベバシズマブ(アバスチン)のオフラベル用途が登場。さらに06年6月、ベバシズマブより分子を短く眼球内の血流から早く排出できるようにした眼科用専門のラニビズマブ(ルーセンチス)がFDAに承認されて参入した。この過程をカバーする、05年1月から06年12月まで2年間の分析である。 光線力学療法は00年、部分的なVEGF阻害剤であるペガプタニブのFDA承認は...  レスリーH.カーチスらデューク大の研究者による「加齢に伴う黄斑変性(AMD)療法における死亡、心筋梗塞、出血、脳卒中リスク」は、新生血管性AMD4療法の安全性を比べるメディケア請求データの研究である(アーカイブス・オブ・オフサルモロジー2010年10月)。 ベルテポルフィン(ビスダイン)を併用することでレーザー処置を改善した光線力学療法、薬剤療法ペガプタニブ(マキュジェン)が主体だった領域に、05年秋、抗がん剤ベバシズマブ(アバスチン)のオフラベル用途が登場。さらに06年6月、ベバシズマブより分子を短く眼球内の血流から早く排出できるようにした眼科用専門のラニビズマブ(ルーセンチス)がFDAに承認されて参入した。この過程をカバーする、05年1月から06年12月まで2年間の分析である。 光線力学療法は00年、部分的なVEGF阻害剤であるペガプタニブのFDA承認は04

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