シンガポールのメディカルツーリズム

東アジアの医療に学ぶ

シンガポールのメディカルツーリズム

第2回

フジ虎ノ門健康増進センター斉尾武郎　放射線医学総合研究所分子イメージング研究センター　栗原千絵子

2011年7月15日号

　シンガポールは、かつて英国の支配下にあったマレー半島の最南端に位置し、人口は約500万人、4分の3は中国系、ほかにマレー系、インド系などからなる多民族都市国家だ。税制面の優遇措置のため世界のビジネスの拠点が集まる。医療でも政府主導でアジアのハブ化戦略に成功し、医療水準への世界的評価は高い。平均寿命は81歳である。12年までに外国人患者受け入れ100万人を達成する目標で、ほとんどの病院がＪＣＩ認証を取得している。現地の医師は、ここ数年はタイやインドなどにメディカルツーリズムのお株を取られてしまった、と呟いていた。　シンガポールは、かつて英国の支配下にあったマレー半島の最南端に位置し、人口は約500万人、4分の3は中国系、ほかにマレー系、インド系などからなる多民族都市国家だ。税制面の優遇措置のため世界のビジネスの拠点が集まる。医療でも政府主導でアジアのハブ化戦略に成功し、医療水準への世界的評価は高い。平均寿命は81歳である。12年までに外国人患者受け入れ100万人を達成する目標で、ほとんどの病院がＪＣＩ認証を取得している。現地の医師は、ここ数年はタイやインドなどにメディカルツーリズムのお株を取られてしまった、と呟いていた。

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