医薬経済オンライン

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飛び交う本州「卸大再編」

制度改革で環境整い、後は「武田」次第

2011年7月1日号

 医薬品卸業界で話題となった出来事があった。  5月10日。アルフレッサホールディングス(HD)が、子会社で群馬県に根を張る安藤を、グループ中核卸のアルフレッサに、10月1日付で統合すると発表したことだ。同社は、北関東エリアの営業力強化と経営効率化を目的としていると説明している。  「時代の流れかな」  あるメーカー幹部は、グループの卸を「友好卸」と位置付けてきたアルフレッサHDにどんな変化があったのか、こう続けた。  「アルフレッサHDも、そうは言っていられない事情がある。北関東では、とくにメディパルHDとの競争が激化している。病院の共同購入、調剤薬局チェーンの規模拡大があり、地域密着だけでは立ち行かなくなったのだろう」  アルフレッサHDの判断に口を挟む必要はないが、卸事業に関して経営上は「地域密着」がすべてではないことを意味しているのか。こ...  医薬品卸業界で話題となった出来事があった。  5月10日。アルフレッサホールディングス(HD)が、子会社で群馬県に根を張る安藤を、グループ中核卸のアルフレッサに、10月1日付で統合すると発表したことだ。同社は、北関東エリアの営業力強化と経営効率化を目的としていると説明している。  「時代の流れかな」  あるメーカー幹部は、グループの卸を「友好卸」と位置付けてきたアルフレッサHDにどんな変化があったのか、こう続けた。  「アルフレッサHDも、そうは言っていられない事情がある。北関東では、とくにメディパルHDとの競争が激化している。病院の共同購入、調剤薬局チェーンの規模拡大があり、地域密着だけでは立ち行かなくなったのだろう」  アルフレッサHDの判断に口を挟む必要はないが、卸事業に関して経営上は「地域密着」がすべてではないことを意味しているのか。この発

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