医薬経済オンライン

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後発品13年度以降の「新目標」

数量ベース30%未達でも風は止まず

2011年7月1日号

 4年前のことだ。厚生労働省は安倍晋三政権の経済財政諮問会議から歳出削減の具体策を求められた。柳澤伯夫厚労相は07年5月、「医療・介護サービスの質向上・効率化プログラム」を示す。  後発品の数量ベースシェアを「12年度までに30%以上」に高める目標を掲げた。04年度の16.8%からほぼ倍増をめざしたことになる。  これに対し、諮問会議の民間議員からはさらに厳しい考えが出された。後発品の価格を先発品の半分と仮定した場合の試算だ。  「30%までシェアほぼ倍増なら医療費削減額は5000億円、さらにドイツ並みの40%まで増やした場合には削減額は8800億円」  30%でなく40%をめざすべきとの提案だった。ここで柳澤厚労相は難色を示した。  「努力はするが、(40%は)やや難しい。30%を目標に置きたい」  結局、後発品の政府目標は「12年度までに30%以上」に決まった。「40%目標」は...  4年前のことだ。厚生労働省は安倍晋三政権の経済財政諮問会議から歳出削減の具体策を求められた。柳澤伯夫厚労相は07年5月、「医療・介護サービスの質向上・効率化プログラム」を示す。  後発品の数量ベースシェアを「12年度までに30%以上」に高める目標を掲げた。04年度の16.8%からほぼ倍増をめざしたことになる。  これに対し、諮問会議の民間議員からはさらに厳しい考えが出された。後発品の価格を先発品の半分と仮定した場合の試算だ。  「30%までシェアほぼ倍増なら医療費削減額は5000億円、さらにドイツ並みの40%まで増やした場合には削減額は8800億円」  30%でなく40%をめざすべきとの提案だった。ここで柳澤厚労相は難色を示した。  「努力はするが、(40%は)やや難しい。30%を目標に置きたい」  結局、後発品の政府目標は「12年度までに30%以上」に決まった。「40%目標」は幻

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