医薬経済オンライン

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保健指導、服薬治療患者に「効果あり」

生活習慣病の重症化予防、新たな枠組みの構築へ

2011年7月1日号

 「治療中の医療機関で行われた保健指導の結果、対象者の身体状況の改善が図られ、薬剤が減少し医療費の増加抑制効果も認められた」  何とはなしの一文だが、今後の生活習慣病予防体制の再構築に向けての号砲となるのかもしれない。国民健康保険中央会の「市町村国保における特定健診・保健指導に関する検討会」(座長=伊藤雅治・全国社会保険協会連合会理事長)がまとめた報告のことだ。  現在、わが国で実施されている生活習慣病予防施策のど真ん中には、医療保険者による「特定健診・特定保健指導」が配備されている。いわゆる40〜74歳に対するメタボ健診と、事後の保健指導だ。国は各医療保険者に対してその実施を法律で義務づけたうえ、実施率や成果次第で後期高齢者支援金負担を加算・減算するという実効支配体制を築いた。その周りに、医療保険者の任意事業としての保健事業があり、さ...  「治療中の医療機関で行われた保健指導の結果、対象者の身体状況の改善が図られ、薬剤が減少し医療費の増加抑制効果も認められた」  何とはなしの一文だが、今後の生活習慣病予防体制の再構築に向けての号砲となるのかもしれない。国民健康保険中央会の「市町村国保における特定健診・保健指導に関する検討会」(座長=伊藤雅治・全国社会保険協会連合会理事長)がまとめた報告のことだ。  現在、わが国で実施されている生活習慣病予防施策のど真ん中には、医療保険者による「特定健診・特定保健指導」が配備されている。いわゆる40〜74歳に対するメタボ健診と、事後の保健指導だ。国は各医療保険者に対してその実施を法律で義務づけたうえ、実施率や成果次第で後期高齢者支援金負担を加算・減算するという実効支配体制を築いた。その周りに、医療保険者の任意事業としての保健事業があり、さら

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