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海外時報

バーチャル臨床試験は普及するか

オンライン研究「REMOTE」の可能性

2011年7月1日号

 臨床試験の参加者募集、参加基準を満たすかどうかの点検、インフォームド・コンセントの取り付け——治療結果・状態の報告を電子化し、全過程をオンライン環境で進めようというファイザーの実験が、米国で始まる。  ファイザーの発表に即せば、「バーチャル・トライアル」であり、「患者セルフサービスの科学的実験」「医師オフィス、病院の外で行われる臨床試験」とも形容されるモデルだ。患者はスマートフォンやインターネットで自宅から定期的に状態を報告し、モニターされる。薬剤は自宅に配送され、月1回の血液検査も医師オフィスに出向くことなく(日本のように医師受診は頻繁ではない)、派遣スタッフによって自宅で検体採取してもらえる。  それが、REMOTE=「OAB(過活動膀胱)治療経験に関する電子的モニタリングに関する研究」だ。全米10州、600人の患者を対象に、16週にわたって...  臨床試験の参加者募集、参加基準を満たすかどうかの点検、インフォームド・コンセントの取り付け——治療結果・状態の報告を電子化し、全過程をオンライン環境で進めようというファイザーの実験が、米国で始まる。  ファイザーの発表に即せば、「バーチャル・トライアル」であり、「患者セルフサービスの科学的実験」「医師オフィス、病院の外で行われる臨床試験」とも形容されるモデルだ。患者はスマートフォンやインターネットで自宅から定期的に状態を報告し、モニターされる。薬剤は自宅に配送され、月1回の血液検査も医師オフィスに出向くことなく(日本のように医師受診は頻繁ではない)、派遣スタッフによって自宅で検体採取してもらえる。  それが、REMOTE=「OAB(過活動膀胱)治療経験に関する電子的モニタリングに関する研究」だ。全米10州、600人の患者を対象に、16週にわたって治

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