医薬経済オンライン

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医薬経済気象台

遅れるリスクが高まる景気回復の本格化

2011年7月1日号

 1〜3月期の経済成長率の改定値が6月9日に発表された。5月発表の速報値は前期比年率▲3.7%だったが、エコノミストの事前予想では「上方修正される」という見方が圧倒的だった。企業の設備投資が意外な強さをみせたというのが理由だ。エコノミストの事前予想を平均すると▲3%、0.7ポイントの上方修正を期待していたことになる。しかし、発表された数字は、確かに上方修正だったものの、前期比年率▲3.5%と0.2ポイントの微調整にとどまった。  改定値の発表後のヒアリング調査による11年度の成長率についてのエコノミストの予想平均は、ゼロ成長となった。ただ、0.5%のプラス成長から、▲0.6%成長まで見方は割れている。1〜3月期速報値が発表された後の5月中旬時点の予想平均は▲0.2%だったから、改定値が若干上方修正されたことを機に上方に修正している。見方はプラスからマイナスまで幅...  1〜3月期の経済成長率の改定値が6月9日に発表された。5月発表の速報値は前期比年率▲3.7%だったが、エコノミストの事前予想では「上方修正される」という見方が圧倒的だった。企業の設備投資が意外な強さをみせたというのが理由だ。エコノミストの事前予想を平均すると▲3%、0.7ポイントの上方修正を期待していたことになる。しかし、発表された数字は、確かに上方修正だったものの、前期比年率▲3.5%と0.2ポイントの微調整にとどまった。  改定値の発表後のヒアリング調査による11年度の成長率についてのエコノミストの予想平均は、ゼロ成長となった。ただ、0.5%のプラス成長から、▲0.6%成長まで見方は割れている。1〜3月期速報値が発表された後の5月中旬時点の予想平均は▲0.2%だったから、改定値が若干上方修正されたことを機に上方に修正している。見方はプラスからマイナスまで幅が

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