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患者会

がん患者会シャローム

2011年7月1日号

 ハンドメイドの患者会植村めぐみ代表 埼玉県東部にある人口5万人弱の杉戸町。ここを拠点に活動する患者会がある。まだ設立から5年の「がん患者会シャローム」だ。会員が手作りしたがん患者用の帽子は「心地いい」「頭にフィットする」と評判になり、東日本大震災の被災者にも贈られた。県東部の医療機関などをまとめた冊子「在宅緩和ケアまっぷ」を作成し、地域密着の情報を発信した。 背伸びせず、できる範囲で支援の手を差し伸べる。身の丈に合ったサポートが、全国組織のかっちりした患者会とは違った味わいを醸し出す。「ローカル患者会」ならではの魅力だ。 ——抗がん剤投与の副作用で脱毛したがん患者のために、手作りの帽子を販売しているそうですね。 植村 治療で脱毛した、ある会員女性は、市販の帽子や看護師から勧められたタオル地の帽子を試しましたが、馴染みませんでした。洋裁...  ハンドメイドの患者会植村めぐみ代表 埼玉県東部にある人口5万人弱の杉戸町。ここを拠点に活動する患者会がある。まだ設立から5年の「がん患者会シャローム」だ。会員が手作りしたがん患者用の帽子は「心地いい」「頭にフィットする」と評判になり、東日本大震災の被災者にも贈られた。県東部の医療機関などをまとめた冊子「在宅緩和ケアまっぷ」を作成し、地域密着の情報を発信した。 背伸びせず、できる範囲で支援の手を差し伸べる。身の丈に合ったサポートが、全国組織のかっちりした患者会とは違った味わいを醸し出す。「ローカル患者会」ならではの魅力だ。 ——抗がん剤投与の副作用で脱毛したがん患者のために、手作りの帽子を販売しているそうですね。 植村 治療で脱毛した、ある会員女性は、市販の帽子や看護師から勧められたタオル地の帽子を試しましたが、馴染みませんでした。洋裁が得

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