医薬経済オンライン

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深層◎医療制度改革

負担増の「ゾンビ」が横行

何も変えられなかった「政権交代」

2011年6月15日号

 「外来では少額部分を保険対象から除外してはどうか」  「外来の薬は半分は自己負担としてはどうか」  誰の持論かというと、最近、不倫現場を写真週刊誌に撮られた自民党の後藤田正純衆院議員だ。後藤田氏の主張は06年度に小泉純一郎政権下で行われた医療制度改革のなかで検討され、最終的には見送られた。持論は自身のホームページに書かれており、更新日は今年4月27日。ごく最近のものだ。  これと酷似した改革案が、最近政府から出された。  6月2日、政府の社会保障改革に関する集中検討会議(検討会議)は、消費税を5%から10%に引き上げることを提案するとともに、年金、医療、介護などの制度改革を打ち上げた。そのなかに入っているのだ。  ところで、後藤田氏を持ち出したのは、ほかでもない。彼が尊敬し、従事していた政治家が、与謝野馨社会保障・税一体改革担当相。今回の改革を取り...  「外来では少額部分を保険対象から除外してはどうか」  「外来の薬は半分は自己負担としてはどうか」  誰の持論かというと、最近、不倫現場を写真週刊誌に撮られた自民党の後藤田正純衆院議員だ。後藤田氏の主張は06年度に小泉純一郎政権下で行われた医療制度改革のなかで検討され、最終的には見送られた。持論は自身のホームページに書かれており、更新日は今年4月27日。ごく最近のものだ。  これと酷似した改革案が、最近政府から出された。  6月2日、政府の社会保障改革に関する集中検討会議(検討会議)は、消費税を5%から10%に引き上げることを提案するとともに、年金、医療、介護などの制度改革を打ち上げた。そのなかに入っているのだ。  ところで、後藤田氏を持ち出したのは、ほかでもない。彼が尊敬し、従事していた政治家が、与謝野馨社会保障・税一体改革担当相。今回の改革を取り仕切

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