医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

燃え広がらない「造反有理」

「神奈川の反乱」に続かない他地域の事情

2011年6月15日号

 「神奈川の反乱」と呼ぶ人もいる。日本薬剤師会の政治団体、日本薬剤師連盟の下部組織である神奈川県薬剤師連盟の脱退騒ぎである。3月31日付で神奈川県薬剤師連盟が脱退届を提出。日薬連盟は脱退を認めるわけにもいかず、扱いに苦慮、東日本大震災の対応で手が回らないこともあって結論を先延ばしにしていた。何しろ、神奈川県は薬剤師が1万人を超え、薬局店舗数も多い有力組織。脱退を認めたら全国組織に穴が開くどころか、政治資金も大幅に減少するし、追随する都道府県組織も出かねないのである。一方、神奈川県薬連盟にとっては割り当てられる賦課金が高すぎるのに加えて、日薬と日薬連盟に対する不満も鬱積しているという。そうそう簡単に妥協するつもりはない。が、6月1日に開かれた日薬連盟の評議員会で喧々囂々の討議の末、脱退を承認したという。結果、今や「造反有理」になったようなのであ...  「神奈川の反乱」と呼ぶ人もいる。日本薬剤師会の政治団体、日本薬剤師連盟の下部組織である神奈川県薬剤師連盟の脱退騒ぎである。3月31日付で神奈川県薬剤師連盟が脱退届を提出。日薬連盟は脱退を認めるわけにもいかず、扱いに苦慮、東日本大震災の対応で手が回らないこともあって結論を先延ばしにしていた。何しろ、神奈川県は薬剤師が1万人を超え、薬局店舗数も多い有力組織。脱退を認めたら全国組織に穴が開くどころか、政治資金も大幅に減少するし、追随する都道府県組織も出かねないのである。一方、神奈川県薬連盟にとっては割り当てられる賦課金が高すぎるのに加えて、日薬と日薬連盟に対する不満も鬱積しているという。そうそう簡単に妥協するつもりはない。が、6月1日に開かれた日薬連盟の評議員会で喧々囂々の討議の末、脱退を承認したという。結果、今や「造反有理」になったようなのである

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence