医薬経済オンライン

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経営の隘路に陥った日水製薬

「OTCエパデール」不発で迫られる抜本改革

2011年6月15日号

 6月1日、東京・御徒町の日水製薬の本社ビルに、ビューティー&薬局&薬膳カフェと少々欲張ったコンセプトの複合店舗「健康創造館」(写真)がオープンした。同社が提唱する“統合医療”を具現化したモデル店という位置付けで、南欧調の外観が目を引く同館の店内では日水製薬のOTC薬や健康食品、4月に吸収合併した子会社リスブランが扱う化粧品などが展示・販売されている。日水製薬の公式発表を読む限り、全国約1430の薬局・薬店で組織する直販店組織、健康未来創造研究会(健創研)のオーナーらに業態刷新を促す役割を期待しているようだ。  東日本大震災に伴うつくば工場の被災損失を呑み込んで、11年3月期に数字のうえでは増収増益を果たした日水製薬。標準寒天培地など細菌検査製品シェアでは国内トップレベルの地位にあり、12年3月期業績も診断薬関連事業の堅調をベースに売上高137億円(前期...  6月1日、東京・御徒町の日水製薬の本社ビルに、ビューティー&薬局&薬膳カフェと少々欲張ったコンセプトの複合店舗「健康創造館」(写真)がオープンした。同社が提唱する“統合医療”を具現化したモデル店という位置付けで、南欧調の外観が目を引く同館の店内では日水製薬のOTC薬や健康食品、4月に吸収合併した子会社リスブランが扱う化粧品などが展示・販売されている。日水製薬の公式発表を読む限り、全国約1430の薬局・薬店で組織する直販店組織、健康未来創造研究会(健創研)のオーナーらに業態刷新を促す役割を期待しているようだ。  東日本大震災に伴うつくば工場の被災損失を呑み込んで、11年3月期に数字のうえでは増収増益を果たした日水製薬。標準寒天培地など細菌検査製品シェアでは国内トップレベルの地位にあり、12年3月期業績も診断薬関連事業の堅調をベースに売上高137億円(前期比3.

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