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MR活動実態調査レポート

疼痛緩和領域で普及する麻薬系製剤

新時代のMR活動実態調査・SMAXデータ分析67

エスマックス株式会社 株式会社グッドサイクルシステム 医薬情報戦略室 医療ビジネスコンサルタント 谷津田義久

2011年6月15日号

 〝麻薬〟は日本では違法ドラッグというイメージが強いが、欧米では鎮痛効果の高い医薬品として普及している。日本で麻薬製剤はがん性疼痛治療に特化する形で、特殊薬という認識だ。限られた範囲で使用されてきた。そんな市場に登場したのが、「デュロテップパッチ」だった。当初、がん性疼痛のみの適応が、中等度から高度の慢性疼痛に適応追加されたことにより、慢性疼痛に苦しむ多くの患者の新しい選択肢として〝麻薬〟が手軽な経皮吸収製剤として登場した。 今回は、麻薬成分を経皮吸収製剤として開発したデュロテップと「フェントス」について分析を試みる(協和発酵キリンのフェントスは割愛)。これら製品に追随する形で近々「ノルスパン」が発売され、麻薬及び麻薬に準じる製品がごく身近な製品として普及することになる。 デュロテップ、フェントスは麻薬製剤であり、処方箋を発行するには麻...  〝麻薬〟は日本では違法ドラッグというイメージが強いが、欧米では鎮痛効果の高い医薬品として普及している。日本で麻薬製剤はがん性疼痛治療に特化する形で、特殊薬という認識だ。限られた範囲で使用されてきた。そんな市場に登場したのが、「デュロテップパッチ」だった。当初、がん性疼痛のみの適応が、中等度から高度の慢性疼痛に適応追加されたことにより、慢性疼痛に苦しむ多くの患者の新しい選択肢として〝麻薬〟が手軽な経皮吸収製剤として登場した。 今回は、麻薬成分を経皮吸収製剤として開発したデュロテップと「フェントス」について分析を試みる(協和発酵キリンのフェントスは割愛)。これら製品に追随する形で近々「ノルスパン」が発売され、麻薬及び麻薬に準じる製品がごく身近な製品として普及することになる。 デュロテップ、フェントスは麻薬製剤であり、処方箋を発行するには麻薬免

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