ストレスまみれの子どもたち内海裕美常任理事 「逃げろ、逃げろ」 「助かったぁ」 体育館を走り回る子どもたち。元気に「鬼ごっこ」をして遊んでいるかのように見える。しかし、周囲の大人たちの表情は硬い。 避難所で生活する子どもたちの「地震ごっこ」「津波ごっこ」に、閉口する大人は少なくない。子どもを助けられなかった親にとって、辛い過去を思い出させる行為でもあるからだ。だが、それはあくまでも大人の言い分。子どもたちは、恐怖心やストレスを、ありのまま表現することで、平常心を保とうとする。言わば「異常事態における正常な反応」だ。阪神・淡路大震災でも、子どもたちが「地震ごっこ」をしていたとの報告がある。 決して異常な行動ではない。しかし、そんな子どもたちの心情を理解できず、心ない言葉を投げかける大人もいるのが現状だ。 日本小児科医会の内海裕美常任理事は...
ストレスまみれの子どもたち内海裕美常任理事 「逃げろ、逃げろ」 「助かったぁ」 体育館を走り回る子どもたち。元気に「鬼ごっこ」をして遊んでいるかのように見える。しかし、周囲の大人たちの表情は硬い。 避難所で生活する子どもたちの「地震ごっこ」「津波ごっこ」に、閉口する大人は少なくない。子どもを助けられなかった親にとって、辛い過去を思い出させる行為でもあるからだ。だが、それはあくまでも大人の言い分。子どもたちは、恐怖心やストレスを、ありのまま表現することで、平常心を保とうとする。言わば「異常事態における正常な反応」だ。阪神・淡路大震災でも、子どもたちが「地震ごっこ」をしていたとの報告がある。 決して異常な行動ではない。しかし、そんな子どもたちの心情を理解できず、心ない言葉を投げかける大人もいるのが現状だ。 日本小児科医会の内海裕美常任理事は、子
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