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改定延期論に絡む「原中降ろし」の芽

日医会長ポストを巡る主導権争い

2011年6月1日号

 「中医協で日医が孤立するようなことはかつてなかった」  こう語るのは、保険局幹部だった厚生労働省OBだ。  日本医師会は中央社会保険医療協議会に多くの椅子を確保し、医療行政に強い影響力を保持してきた。診療側8人のうち、5人が日医推薦枠という時代が長かった。  04年の汚職事件発覚を受けた中医協改革で、委員構成が見直され、診療側が7人になり、日医推薦枠は3人に減少。さらに09年の政権交代で、日医執行部の委員は排除されゼロになる。その後、10年4月に原中勝征氏が日医会長に就任。茨城県医師会理事の肩書で中医協委員を務めていた鈴木邦彦氏が、日医常任理事に就いたため、現在は日医執行部の委員が復活してひとりいる形となった。  その鈴木氏が5月18日の中医協総会で「孤立した」。何が起こったのか。  「中医協で日医が孤立するようなことはかつてなかった」  こう語るのは、保険局幹部だった厚生労働省OBだ。  日本医師会は中央社会保険医療協議会に多くの椅子を確保し、医療行政に強い影響力を保持してきた。診療側8人のうち、5人が日医推薦枠という時代が長かった。  04年の汚職事件発覚を受けた中医協改革で、委員構成が見直され、診療側が7人になり、日医推薦枠は3人に減少。さらに09年の政権交代で、日医執行部の委員は排除されゼロになる。その後、10年4月に原中勝征氏が日医会長に就任。茨城県医師会理事の肩書で中医協委員を務めていた鈴木邦彦氏が、日医常任理事に就いたため、現在は日医執行部の委員が復活してひとりいる形となった。  その鈴木氏が5月18日の中医協総会で「孤立した」。何が起こったのか。

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