医薬経済オンライン

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全社低迷、卸事業の「実力」

10年度決算、2年前の「反省」をした企業

2011年6月1日号

 業界待望の「新薬創出・適応外薬解消等促進加算」制度が試行導入された10年度は、この言葉からスタートする。  「薬価差を圧縮する」  医薬品卸首脳は宣言していた。とはいうものの、医療機関や調剤薬局チェーンとは、厳しい薬価交渉が懸念された。そして、10年度決算の蓋を開けてみると、卸首脳にとっても〝想定外の結果〟だったと言えるのではないか。  2年前の早期妥結に焦る卸が価格競争に突入した、あの08年度決算は「史上最悪」と言われた。それからわずか2年しか経っていないが、最悪を更新した。  業界待望の「新薬創出・適応外薬解消等促進加算」制度が試行導入された10年度は、この言葉からスタートする。  「薬価差を圧縮する」  医薬品卸首脳は宣言していた。とはいうものの、医療機関や調剤薬局チェーンとは、厳しい薬価交渉が懸念された。そして、10年度決算の蓋を開けてみると、卸首脳にとっても〝想定外の結果〟だったと言えるのではないか。  2年前の早期妥結に焦る卸が価格競争に突入した、あの08年度決算は「史上最悪」と言われた。それからわずか2年しか経っていないが、最悪を更新した。

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