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薬剤経済学

有効性比較研究の実際

第35回 高齢の関節炎患者に対する鎮痛剤の安全性比較(下)

2011年6月1日号

  選択的シクロオキシゲナーゼ2阻害剤(コキシブ)とオピオイド製剤を非ステロイド系鎮痛消炎剤NSAIDと比べた「関節炎の高齢者における鎮痛剤の比較安全性」は、オピオイドの相対的リスクを浮き彫りにした。NSAIDの4倍を超す骨折リスクのほか、初めて心臓血管(CV)リスクが浮かび上がり、全原因死亡の1.87も深刻な数値だった(アーカイブス・オブ・インターナル・メディシン2010年12月13〜27日)。 D.H.ソロモン(ブリガム&ウィメンズ病院)らは、3タイプの鎮痛剤で治療を始めた平均80歳の高齢患者に対する包括的な観察(表2の基線の状況に再掲)を掘り下げている。 治療開始から12ヵ月の安全性イベントの発生は、期間を通じたハザード比(相対的な危険率)を総じて反映していた。オピオイドの全死因死亡数は、時間とともに2群との差を広げた。骨折リスクは最初の1ヵ月で顕著になっ...   選択的シクロオキシゲナーゼ2阻害剤(コキシブ)とオピオイド製剤を非ステロイド系鎮痛消炎剤NSAIDと比べた「関節炎の高齢者における鎮痛剤の比較安全性」は、オピオイドの相対的リスクを浮き彫りにした。NSAIDの4倍を超す骨折リスクのほか、初めて心臓血管(CV)リスクが浮かび上がり、全原因死亡の1.87も深刻な数値だった(アーカイブス・オブ・インターナル・メディシン2010年12月13〜27日)。 D.H.ソロモン(ブリガム&ウィメンズ病院)らは、3タイプの鎮痛剤で治療を始めた平均80歳の高齢患者に対する包括的な観察(表2の基線の状況に再掲)を掘り下げている。 治療開始から12ヵ月の安全性イベントの発生は、期間を通じたハザード比(相対的な危険率)を総じて反映していた。オピオイドの全死因死亡数は、時間とともに2群との差を広げた。骨折リスクは最初の1ヵ月で顕著になったが

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