調剤実績データ
後発医薬品処方実態(10年11月)②
血管拡張剤の市場規模 月平均30億円を突破
2011年6月1日号
今回は、10年4〜11月の8ヵ月間の後発品市場規模(内服薬)を09年、08年の同時期と比較しながら薬効別に分析を加えた。それによれば、10年の市場合計は前年同期比25.1%増の2017億円と月平均250億円を超えた。これは、先発品を含めた市場規模2兆4304億円(1%増)の8.3%を占める。この割合は、前年の6.7%に比較して1.6ポイントの上昇を示したことになる。 大薬効の市場規模をみると、循環器官用薬、消化器官用薬、ビタミン剤がトップ3で変化なく、市場全体の56%を占めている。その他の薬効では腫瘍用薬の急進展が注目される。前年に対する伸び率が09年の約3倍増、10年も倍増近く、後発品の処方割合も1.4%、3.2%、5.6%と年々急上昇をみせている。 一方、小薬効では血管拡張剤が242億円(前年同期比48.5%増、市場占有率12.0%)とトップの座をキープしている。以下、消化性潰瘍用剤の228億...
今回は、10年4〜11月の8ヵ月間の後発品市場規模(内服薬)を09年、08年の同時期と比較しながら薬効別に分析を加えた。それによれば、10年の市場合計は前年同期比25.1%増の2017億円と月平均250億円を超えた。これは、先発品を含めた市場規模2兆4304億円(1%増)の8.3%を占める。この割合は、前年の6.7%に比較して1.6ポイントの上昇を示したことになる。 大薬効の市場規模をみると、循環器官用薬、消化器官用薬、ビタミン剤がトップ3で変化なく、市場全体の56%を占めている。その他の薬効では腫瘍用薬の急進展が注目される。前年に対する伸び率が09年の約3倍増、10年も倍増近く、後発品の処方割合も1.4%、3.2%、5.6%と年々急上昇をみせている。 一方、小薬効では血管拡張剤が242億円(前年同期比48.5%増、市場占有率12.0%)とトップの座をキープしている。以下、消化性潰瘍用剤の228億円
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