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日本の製薬会社の社長像を探る
2011年6月1日号
以前、ある新聞社の経済部記者が最大関心事は、企業合併と社長人事だと言っていた。次期社長が誰かは、関心が高いだけにこの情報にはずいぶん神経を使うと率直に語っていた。そこで、今の日本の製薬会社の社長像とは一体いかなるものか、筆者の独断と偏見を交えて大胆に解剖してみたい。 製薬企業の社長には、理系と文系の出身者が半ばしている。理系では、塩野義製薬の手代木功氏が東大。第一三共の中山譲治氏が阪大院・79年米ノースウエスタン大学院MBA取得。田辺三菱製薬の土屋裕弘氏が京大院博士課程終了。大塚ホールディングスの樋口達夫氏が北大大院。ノバルティスファーマの三谷宏幸氏が東大・米カリフォルニア大バークレー校大学院修士取得。このように理系出身者は、ほぼ全員が国立大の大学院修士課程の修了者である。 一方、文系では武田薬品の長谷川閑史氏が早稲田大、エーザイの内藤...
以前、ある新聞社の経済部記者が最大関心事は、企業合併と社長人事だと言っていた。次期社長が誰かは、関心が高いだけにこの情報にはずいぶん神経を使うと率直に語っていた。そこで、今の日本の製薬会社の社長像とは一体いかなるものか、筆者の独断と偏見を交えて大胆に解剖してみたい。 製薬企業の社長には、理系と文系の出身者が半ばしている。理系では、塩野義製薬の手代木功氏が東大。第一三共の中山譲治氏が阪大院・79年米ノースウエスタン大学院MBA取得。田辺三菱製薬の土屋裕弘氏が京大院博士課程終了。大塚ホールディングスの樋口達夫氏が北大大院。ノバルティスファーマの三谷宏幸氏が東大・米カリフォルニア大バークレー校大学院修士取得。このように理系出身者は、ほぼ全員が国立大の大学院修士課程の修了者である。 一方、文系では武田薬品の長谷川閑史氏が早稲田大、エーザイの内藤晴夫
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