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この国につけるクスリ 社会保障よもやま話

出産関連医療費用

東京福祉大学・大学院教授 喜多村悦史

2011年6月1日号

 娘さんのお産で、有名大学病院が見積もる「100万円」という高額出産費用を、「孫の顔を見られるのだ。全部自分が持つ」と申し出た太っ腹の友人に再登場していただこう(昨年11月15日号参照)。 娘さんのお腹は順調に大きくなっているが、ある日の定期検査で、「胎児の肺に気泡らしき影が見えるので、専門医の判断が必要です」と生育治療の専門病院を紹介された。この有名大病院の手に余るようではよほどの大事。母親が付き添って片道2時間かけ、その専門病院に通うことになった。 胎児の気泡は20万人に1人の割合とかで、「前の病院の先生はよく見つけましたね」と専門医は感心しきり。一方、娘さんは「よりによって、なぜ私の赤ちゃんに」と一層落ち込んでしまった。 医師の説明は「出生後に肺の一部を切除してしまえば大丈夫。予後はいいですから」ということだった。生きて生まれてくることはわか...  娘さんのお産で、有名大学病院が見積もる「100万円」という高額出産費用を、「孫の顔を見られるのだ。全部自分が持つ」と申し出た太っ腹の友人に再登場していただこう(昨年11月15日号参照)。 娘さんのお腹は順調に大きくなっているが、ある日の定期検査で、「胎児の肺に気泡らしき影が見えるので、専門医の判断が必要です」と生育治療の専門病院を紹介された。この有名大病院の手に余るようではよほどの大事。母親が付き添って片道2時間かけ、その専門病院に通うことになった。 胎児の気泡は20万人に1人の割合とかで、「前の病院の先生はよく見つけましたね」と専門医は感心しきり。一方、娘さんは「よりによって、なぜ私の赤ちゃんに」と一層落ち込んでしまった。 医師の説明は「出生後に肺の一部を切除してしまえば大丈夫。予後はいいですから」ということだった。生きて生まれてくることはわかっ

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