医薬経済オンライン

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シミラー伸長のカギは次期薬価改定に

EPO製剤市場動向分析から読み解く

2011年5月15日号

 4月22日に中外製薬のペグ化EPO製剤「エポエチンベータペゴル」(商品名ミルセラ注シリンジ)が承認を取得した。順調にいけば5〜6月頃には薬価収載され発売される見通しだ。EPO製剤市場は、昨年4月の薬価改定直前の薬価ベースで1200億円(中外製薬のエポジン625億円、協和発酵キリンのエスポー164億円とネスプ406億円)。エスポーとネスプの市場シェアは合計で約48%程度となっている。  薬価改定ではネスプは新薬創出加算対象となり薬価引き下げ率は1.4%、エスポーは7.2%、一方、エポジンは23.2%と大幅なものになった。ただ、EPO製剤は08年の診療報酬改定で人工透析医療が定額制に移行していることから、10年12月期決算では中外製薬のエポジンは実売りベースで400億円(前期比▲9.9%、薬価ベースでは▲14.9%)、ネスプ/エスポーは418/108億円計526億円(同7.6%増、薬価ベースでは5.6...  4月22日に中外製薬のペグ化EPO製剤「エポエチンベータペゴル」(商品名ミルセラ注シリンジ)が承認を取得した。順調にいけば5〜6月頃には薬価収載され発売される見通しだ。EPO製剤市場は、昨年4月の薬価改定直前の薬価ベースで1200億円(中外製薬のエポジン625億円、協和発酵キリンのエスポー164億円とネスプ406億円)。エスポーとネスプの市場シェアは合計で約48%程度となっている。  薬価改定ではネスプは新薬創出加算対象となり薬価引き下げ率は1.4%、エスポーは7.2%、一方、エポジンは23.2%と大幅なものになった。ただ、EPO製剤は08年の診療報酬改定で人工透析医療が定額制に移行していることから、10年12月期決算では中外製薬のエポジンは実売りベースで400億円(前期比▲9.9%、薬価ベースでは▲14.9%)、ネスプ/エスポーは418/108億円計526億円(同7.6%増、薬価ベースでは5.6%増

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