異色の経営者らが熱中する「温熱療法」

ハウステンボスにも開業、メディカルツアーの目玉に

2011年5月15日号

　手術後の進行がんや末期がん患者を対象にした温熱医療の『東京ソアラクリニック』が東京・五反田に開業した。「体温制御装置ソアラ」と呼ぶ温熱浴槽4台を備えた専門のクリニックである。　名誉院長に就任したのは、かつて人工臓器を移植した山羊の長期生存で世界記録を達成したことで知られる心臓外科の渥美和彦東大名誉教授。00年に「日本統合医療学会」を設立し理事長に就任した人だ。院長の福田智信医師も順天堂大学出身のやはり心臓外科医である。　同クリニックは、もともとは伊豆・修善寺で温熱療法を行っていた伊豆予防・代替医療センター。知っている人は知っている程度だったが、統合医療を主導する渥美名誉院長は「ソアラクリニックで温熱療法を中心とする統合医療を実践していく」と語っている。　このソアラクリニックを応援しているのが、「ベンチャーの旗手」と言われたエイチ・アイ... 　手術後の進行がんや末期がん患者を対象にした温熱医療の『東京ソアラクリニック』が東京・五反田に開業した。「体温制御装置ソアラ」と呼ぶ温熱浴槽4台を備えた専門のクリニックである。　名誉院長に就任したのは、かつて人工臓器を移植した山羊の長期生存で世界記録を達成したことで知られる心臓外科の渥美和彦東大名誉教授。00年に「日本統合医療学会」を設立し理事長に就任した人だ。院長の福田智信医師も順天堂大学出身のやはり心臓外科医である。　同クリニックは、もともとは伊豆・修善寺で温熱療法を行っていた伊豆予防・代替医療センター。知っている人は知っている程度だったが、統合医療を主導する渥美名誉院長は「ソアラクリニックで温熱療法を中心とする統合医療を実践していく」と語っている。　このソアラクリニックを応援しているのが、「ベンチャーの旗手」と言われたエイチ・アイ・

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