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話題の焦点

「羞恥心でネット買いする偽造薬」

2011年5月1日号

 世界で流通する全医薬品中、偽造品は約1割、年間約3兆円にのぼり、今なお急増中という。その主な取引舞台はインターネットの闇ルート。性機能障害治療薬を個人輸入により、よく購入する。病院での対面治療では恥ずかしいと、ついついネットを活用することとなる。 08年、ED(勃起不全)治療薬を販売する製薬企業数社が、合同で調査したところ、その偽造品は世界60ヵ国で発見されており、全市場のなんと55%を超えていた。とくに、タイ国内では対商品全体の3分の2が偽造品というあり様で、日本でも44%と高率だ。 偽造品の製造現場は、アパートの一室などで不衛生極まりなく、エフェドリンやまったく不明な物質など、成分、品質は目茶苦茶。何を飲まされるか知れたものではない。 実際、死亡例を含め重大副作用が多数発生している。健康被害防止のためには正規ルートが最善策であることを、改めて...  世界で流通する全医薬品中、偽造品は約1割、年間約3兆円にのぼり、今なお急増中という。その主な取引舞台はインターネットの闇ルート。性機能障害治療薬を個人輸入により、よく購入する。病院での対面治療では恥ずかしいと、ついついネットを活用することとなる。 08年、ED(勃起不全)治療薬を販売する製薬企業数社が、合同で調査したところ、その偽造品は世界60ヵ国で発見されており、全市場のなんと55%を超えていた。とくに、タイ国内では対商品全体の3分の2が偽造品というあり様で、日本でも44%と高率だ。 偽造品の製造現場は、アパートの一室などで不衛生極まりなく、エフェドリンやまったく不明な物質など、成分、品質は目茶苦茶。何を飲まされるか知れたものではない。 実際、死亡例を含め重大副作用が多数発生している。健康被害防止のためには正規ルートが最善策であることを、改めて周知

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