医薬経済気象台
日本経済の先行き、悲観は当たらない
2011年5月1日号
東日本大震災発生から5月11日で2ヵ月が経過する。震災直後の「救国のための政治休戦」は、いつの間にか消えて政治は再びエゴが目立ち始めた。国民が総力を挙げて災害地支援に動いているのに、政治の粗末さが目立っている。これを象徴したのが災害復旧の第1歩となる第1次補正予算の成立が遅れたことだ。第1次補正予算は瓦礫除去、インフラ修復を急ぐためにも緊急性が高い。95年の阪神・淡路大震災では、地震発生から42日目に補正予算が成立している。これと比べれば4月中に成立して当然だったが、5月にズレ込んだ。我慢強い東北人とはいっても被災者の忍耐力にも限界がある。行方の見えない福島原発事故関連は横に置くとしても、第1次補正予算に手間取っていることは、政治の不手際と言わねばならない。
東日本大震災発生から5月11日で2ヵ月が経過する。震災直後の「救国のための政治休戦」は、いつの間にか消えて政治は再びエゴが目立ち始めた。国民が総力を挙げて災害地支援に動いているのに、政治の粗末さが目立っている。これを象徴したのが災害復旧の第1歩となる第1次補正予算の成立が遅れたことだ。第1次補正予算は瓦礫除去、インフラ修復を急ぐためにも緊急性が高い。95年の阪神・淡路大震災では、地震発生から42日目に補正予算が成立している。これと比べれば4月中に成立して当然だったが、5月にズレ込んだ。我慢強い東北人とはいっても被災者の忍耐力にも限界がある。行方の見えない福島原発事故関連は横に置くとしても、第1次補正予算に手間取っていることは、政治の不手際と言わねばならない。
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