調剤実績データ
後発医薬品処方実態(10年10月)
数量ベース、薬剤ベースともに過去最大
2011年5月1日号
厚生労働省の「最近の調剤医療費の動向」によれば、10年10月の後発品処方割合は、数量ベースで22.5%、金額ベースで8.5%と9月に比較するとそれぞれ0.2、0.1ポイントとわずかな上昇に過ぎないものの、いずれもこれまでの最高を記録した。これは、後発品調剤体制加算(10年度改定)による数量ベース20%以上の薬局構成割合が、9月の55.4%から56.0%(とくに17点加算の30%以上が22.0%から22.5%)へ上昇したことも一因と思われる。しかし、今後もこのまま上昇が続くかどうかの判断は、しばらく様子を見てからとなろう。 さて、10年10月の後発品処方割合を薬効大分類別にみると、ビタミン剤の46.7%をトップに消化器官用薬の15.3%、呼吸器官用薬13.0%と続き、上位3薬効の順位にまったく変動はみられない。 次に、薬効小分類では表に示した通りで、トップの血管拡張剤は10年4月18%台へ乗ってから、...
厚生労働省の「最近の調剤医療費の動向」によれば、10年10月の後発品処方割合は、数量ベースで22.5%、金額ベースで8.5%と9月に比較するとそれぞれ0.2、0.1ポイントとわずかな上昇に過ぎないものの、いずれもこれまでの最高を記録した。これは、後発品調剤体制加算(10年度改定)による数量ベース20%以上の薬局構成割合が、9月の55.4%から56.0%(とくに17点加算の30%以上が22.0%から22.5%)へ上昇したことも一因と思われる。しかし、今後もこのまま上昇が続くかどうかの判断は、しばらく様子を見てからとなろう。 さて、10年10月の後発品処方割合を薬効大分類別にみると、ビタミン剤の46.7%をトップに消化器官用薬の15.3%、呼吸器官用薬13.0%と続き、上位3薬効の順位にまったく変動はみられない。 次に、薬効小分類では表に示した通りで、トップの血管拡張剤は10年4月18%台へ乗ってから、5月
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