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From Local to Global 私と公衆衛生

健康危機管理①大震災から学ぶ復興と支援

国際医療福祉大学副学長 岩尾總一郎(元厚労省医政局長)

2011年4月1日号

 クラシックが流れていたカーラジオから突然、「ピロンピロン」というチャイム音が聞こえた。「緊急地震速報です。強い揺れに警戒してください」。緊迫した声が流れる。 大学の職員宿舎を出て、翌日のオープンキャンパスの準備状況を確認するため、大学本校に向かっていた。交差点を曲がったところでハンドルを取られるほどの大きな揺れを感じた。道路がたわみ、電柱、看板が歪むのが見える。宿舎に戻るほうが早い。ゆっくりと駐車場に車を走らせる。そのまま2分ほど、経っただろうか。裏山のほうから煙が立ち込める。よく見ると、スギ林の花粉だった。 3月11日午後2時46分だった。大学のある栃木県大田原市は震度6強の激震に見舞われた。本校体育館の天井壁の落下、教育棟の階段崩落などがあり、けが人が出た。 大学病院、隣接の特養、老健施設も損害を被った。加えて断水、停電のために、患者、入...  クラシックが流れていたカーラジオから突然、「ピロンピロン」というチャイム音が聞こえた。「緊急地震速報です。強い揺れに警戒してください」。緊迫した声が流れる。 大学の職員宿舎を出て、翌日のオープンキャンパスの準備状況を確認するため、大学本校に向かっていた。交差点を曲がったところでハンドルを取られるほどの大きな揺れを感じた。道路がたわみ、電柱、看板が歪むのが見える。宿舎に戻るほうが早い。ゆっくりと駐車場に車を走らせる。そのまま2分ほど、経っただろうか。裏山のほうから煙が立ち込める。よく見ると、スギ林の花粉だった。 3月11日午後2時46分だった。大学のある栃木県大田原市は震度6強の激震に見舞われた。本校体育館の天井壁の落下、教育棟の階段崩落などがあり、けが人が出た。 大学病院、隣接の特養、老健施設も損害を被った。加えて断水、停電のために、患者、入所

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