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大塚副大臣の「変わり身」力

規制仕分けの見せ物的考察

2011年3月15日号

 明らかに説明が変わったのは2月に入ってからだった。 事業仕分けのヒットで味をしめた民主党政権が仕掛けた行政刷新会議の「規制仕分け」。国の規制や制度の検証を公開の場で行うものだ。3月6、7日の実施を前に、内閣府の規制・制度改革事務局の話しぶりが一変する。 当初の筋立てはこうだ。まず1月末までに規制・制度改革分科会が中間報告をまとめる。それをもとに内閣府と担当各省の政務三役が2月に折衝を行う。それでも合意を見なかった項目から、3月の規制仕分けにかける対象を選ぶ。 ところが、2月以降の説明では、まず仕分けにかける項目を選んで、そのほかの項目について政務折衝でどうするかを決める。国民の関心を呼ぶテーマは何かを吟味するのが先。「規制仕分け」ありきに順番が入れ替わった。 4月に統一地方選を控え、行政改革の成果を国民にアピールしたい民主党政権の狙いが透ける...  明らかに説明が変わったのは2月に入ってからだった。 事業仕分けのヒットで味をしめた民主党政権が仕掛けた行政刷新会議の「規制仕分け」。国の規制や制度の検証を公開の場で行うものだ。3月6、7日の実施を前に、内閣府の規制・制度改革事務局の話しぶりが一変する。 当初の筋立てはこうだ。まず1月末までに規制・制度改革分科会が中間報告をまとめる。それをもとに内閣府と担当各省の政務三役が2月に折衝を行う。それでも合意を見なかった項目から、3月の規制仕分けにかける対象を選ぶ。 ところが、2月以降の説明では、まず仕分けにかける項目を選んで、そのほかの項目について政務折衝でどうするかを決める。国民の関心を呼ぶテーマは何かを吟味するのが先。「規制仕分け」ありきに順番が入れ替わった。 4月に統一地方選を控え、行政改革の成果を国民にアピールしたい民主党政権の狙いが透ける。ま

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