「黎明期」迎える日本の医療機器
実は世界に引けを取らない技術力
2011年3月15日号
「日本の医療機器の黎明」という人もいる。テルモの体内埋め込み式(体内式)補助人工心臓「デュラハート」と、長野県諏訪市のベンチャー、サンメディカル技術研究所が独自開発した体内式補助人工心臓「エヴァハート」が昨年末に揃って承認され、2月には保険適用されることになった。
今まで体内式の医療機器はほとんど外国製。日本企業が開発してもまずは海外での使用で、国内では輸入して使うしかなかった。しかし、初の国産体内式医療機器の登場である。ある外資系医療機器メーカーに勤める日本人社員が、日本で体内式補助心臓が認められたとドイツ人技術者に自慢したら、「今まで承認されていなかったほうが驚きだ。ドイツでは体外式なんて博物館に飾ってある」と言われてしまったという。それでも体内式医療機器の承認は日本初。ようやく体内埋め込み式医療機器の開発が進む時代になるのだろう...
「日本の医療機器の黎明」という人もいる。テルモの体内埋め込み式(体内式)補助人工心臓「デュラハート」と、長野県諏訪市のベンチャー、サンメディカル技術研究所が独自開発した体内式補助人工心臓「エヴァハート」が昨年末に揃って承認され、2月には保険適用されることになった。
今まで体内式の医療機器はほとんど外国製。日本企業が開発してもまずは海外での使用で、国内では輸入して使うしかなかった。しかし、初の国産体内式医療機器の登場である。ある外資系医療機器メーカーに勤める日本人社員が、日本で体内式補助心臓が認められたとドイツ人技術者に自慢したら、「今まで承認されていなかったほうが驚きだ。ドイツでは体外式なんて博物館に飾ってある」と言われてしまったという。それでも体内式医療機器の承認は日本初。ようやく体内埋め込み式医療機器の開発が進む時代になるのだろうか
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