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MR活動実態調査レポート

多品目注力への課題と対応

新時代のMR活動実態調査・SMAXデータ分析64

エスマックス株式会社 株式会社グッドサイクルシステム 医薬情報戦略室 医療ビジネスコンサルタント 谷津田義久

2011年3月15日号

 今回は、相次いで新薬を投下し、数多くの主力品を抱える武田薬品、第一三共、ファイザー、グラクソスミスクラインのMR活動分析を試みる。 表3は、昨年8月〜今年1月の6ヵ月間のGP市場における各社のD(ディテール)実態を表したものである。この間、最も多くのDを投下した企業はファイザーで、第一三共はほぼ拮抗、武田薬品が96%、GSKが65%という状況だった。 各社のD上位10製品のD比率を掲載しているが、D投下1位製品に20%以上のリソースを割いた企業は、ファイザー以外の3社で、10%以上のDリソースを割いた製品数は、ファイザー3品目、第一三共5品目、武田薬品4品目、GSK3品目だった。各社とも新薬を含めDすべき製品が多く、Dリソースの分散傾向は否めない。このような状況こそ、「シェア・オブ・マインド」が威力を発揮すると考えられる。 また、MD(メモリーディテール...  今回は、相次いで新薬を投下し、数多くの主力品を抱える武田薬品、第一三共、ファイザー、グラクソスミスクラインのMR活動分析を試みる。 表3は、昨年8月〜今年1月の6ヵ月間のGP市場における各社のD(ディテール)実態を表したものである。この間、最も多くのDを投下した企業はファイザーで、第一三共はほぼ拮抗、武田薬品が96%、GSKが65%という状況だった。 各社のD上位10製品のD比率を掲載しているが、D投下1位製品に20%以上のリソースを割いた企業は、ファイザー以外の3社で、10%以上のDリソースを割いた製品数は、ファイザー3品目、第一三共5品目、武田薬品4品目、GSK3品目だった。各社とも新薬を含めDすべき製品が多く、Dリソースの分散傾向は否めない。このような状況こそ、「シェア・オブ・マインド」が威力を発揮すると考えられる。 また、MD(メモリーディテール)率

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