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調剤実績データ

後発医薬品処方実態(10年7月)

血管拡張剤の後発品処方率初の20%台へ

2011年3月15日号

 厚生労働省の「最近の調剤医療費動向」によれば、後発医薬品の数量ベースによる処方割合は、09年12月の19.0%から月を追うごとに上昇を続け、10年6月の段階では22.3%に達した。だが、7月には22.1%と10年に入り初めて前の月を下回り、12年度までの目標30%達成が危ぶまれている。 政府は08年度に220億円、09年度に230億円、10年度に190億円の後発品使用促進による医療費削減効果を予算上認めてきた。しかし、11年度は診療報酬の改定がない年であり、削減効果を見込めるものがないとして、まったく計上しておらず、先の見通しは暗い。 さて、10年7月の後発品処方割合を薬効小分類別にみると、トップは血管拡張剤の20.2%で初めて20%を超えた。4〜7月の累計でも09年の11.3%から19.3%へ上昇、同期間の市場規模の伸びは51.9%に達した。これは、アムロジピン製剤の急拡大による。  以下、消化性潰...  厚生労働省の「最近の調剤医療費動向」によれば、後発医薬品の数量ベースによる処方割合は、09年12月の19.0%から月を追うごとに上昇を続け、10年6月の段階では22.3%に達した。だが、7月には22.1%と10年に入り初めて前の月を下回り、12年度までの目標30%達成が危ぶまれている。 政府は08年度に220億円、09年度に230億円、10年度に190億円の後発品使用促進による医療費削減効果を予算上認めてきた。しかし、11年度は診療報酬の改定がない年であり、削減効果を見込めるものがないとして、まったく計上しておらず、先の見通しは暗い。 さて、10年7月の後発品処方割合を薬効小分類別にみると、トップは血管拡張剤の20.2%で初めて20%を超えた。4〜7月の累計でも09年の11.3%から19.3%へ上昇、同期間の市場規模の伸びは51.9%に達した。これは、アムロジピン製剤の急拡大による。  以下、消化性潰瘍用

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