医薬経済オンライン

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手放しで喜べない「全面勝訴」

常態化していた「遡って値引き清算」

2011年3月1日号

 2月18日の東京地方裁判所の509法廷。午後1時10分に判決が下された。 加本牧子裁判長は早口に読み上げた。 「被告は原告に対し、236万1937円を支払うこととする」 原告は東邦ホールディングスの中核である東邦薬品。被告は東京都三鷹市の診療所経営者。東邦薬品が医薬品の代金支払いを拒否する診療所に対し、支払いを求めて提起した訴訟である。東邦薬品の全面勝訴だった。 業界関係者が「聞いたことがない」と口を揃えた卸が診療所を訴える裁判に、ひとつの区切りがついた。  2月18日の東京地方裁判所の509法廷。午後1時10分に判決が下された。 加本牧子裁判長は早口に読み上げた。 「被告は原告に対し、236万1937円を支払うこととする」 原告は東邦ホールディングスの中核である東邦薬品。被告は東京都三鷹市の診療所経営者。東邦薬品が医薬品の代金支払いを拒否する診療所に対し、支払いを求めて提起した訴訟である。東邦薬品の全面勝訴だった。 業界関係者が「聞いたことがない」と口を揃えた卸が診療所を訴える裁判に、ひとつの区切りがついた。

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