医薬経済オンライン

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グループ解体に突き進む「林原」

メーンバンク・中国銀行と凭れ合いの末の破綻劇

2011年3月1日号

 08年に日本での販売をひっそりと止めたジョンソン・エンド・ジョンソンのフィルム状洗口剤「薬用リステリン ポケットパック」。同製品には、去る2月2日に会社更生法の適用を申請し、事実上倒産した林原(岡山市)自慢の水溶性プルラン(天然多糖類)フィルムが採用されていた。今から思えば、これが、虚飾に彩られた、このバイオ企業の行く末を予兆する最初の不吉な出来事だったのかも知れない。 林原は、水飴製造を生業とする1883(明治16)年創業の林原商店がルーツ。1932年に株式会社へと転換し、戦前の段階で岡山県を代表する地場財閥へと成長した。戦後の甘味不足の時代に莫大な利益を得、粗糖の輸入自由化(63年)で水飴ビジネスが行き詰ると、澱粉化学をベースとする研究開発型企業への脱皮を図った。 すると、幸運にも68年に点滴液用マルトース(麦芽糖)の新製法開発に成功。73年にプルラ...  08年に日本での販売をひっそりと止めたジョンソン・エンド・ジョンソンのフィルム状洗口剤「薬用リステリン ポケットパック」。同製品には、去る2月2日に会社更生法の適用を申請し、事実上倒産した林原(岡山市)自慢の水溶性プルラン(天然多糖類)フィルムが採用されていた。今から思えば、これが、虚飾に彩られた、このバイオ企業の行く末を予兆する最初の不吉な出来事だったのかも知れない。 林原は、水飴製造を生業とする1883(明治16)年創業の林原商店がルーツ。1932年に株式会社へと転換し、戦前の段階で岡山県を代表する地場財閥へと成長した。戦後の甘味不足の時代に莫大な利益を得、粗糖の輸入自由化(63年)で水飴ビジネスが行き詰ると、澱粉化学をベースとする研究開発型企業への脱皮を図った。 すると、幸運にも68年に点滴液用マルトース(麦芽糖)の新製法開発に成功。73年にプルラン

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