医薬経済オンライン

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全調剤レセプトが突合審査対象に

4月から実施も医療機関は「知りません」 

2011年2月15日号

 今年4月から、医科レセプトと調剤レセプトの全面的な「突合点検」が始まる。突合点検とは、処方箋を発行した医療機関の医科レセプトと、それを受けて調剤した薬局の調剤レセプトを“紐付け”して、傷病名と医薬品の対応が適正かどうかをチェックすること。従来は、保険者から「この病名でこの薬の処方はおかしい。審査を願う」との申出があった場合にのみ、審査支払機関が対応していた。 とはいえ、すべての保険者が手間暇かけて“事前審査”に取り組んでいるわけではない。しかも、点数が1500点を下回る調剤レセプトは、いかに疑義があろうと審査支払機関は受け付けなかった(1500点以上が突合点検の対象である旨が通知で定められている)。従って、これまで「突合点検」を経て処方内容の適正性に関する検品をパスしたレセプトは、全調剤レセプトのほんのわずかしかなかった。...  今年4月から、医科レセプトと調剤レセプトの全面的な「突合点検」が始まる。突合点検とは、処方箋を発行した医療機関の医科レセプトと、それを受けて調剤した薬局の調剤レセプトを“紐付け”して、傷病名と医薬品の対応が適正かどうかをチェックすること。従来は、保険者から「この病名でこの薬の処方はおかしい。審査を願う」との申出があった場合にのみ、審査支払機関が対応していた。 とはいえ、すべての保険者が手間暇かけて“事前審査”に取り組んでいるわけではない。しかも、点数が1500点を下回る調剤レセプトは、いかに疑義があろうと審査支払機関は受け付けなかった(1500点以上が突合点検の対象である旨が通知で定められている)。従って、これまで「突合点検」を経て処方内容の適正性に関する検品をパスしたレセプトは、全調剤レセプトのほんのわずかしかなかった。 そ

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