医薬経済気象台
景気の先行きでカギ握る生産活動
2011年2月15日号
政府は今年1月の月例経済報告で、景気の基調判断を、昨年12月の「足踏み状態となっている」から「一部に持ち直しに向けた動きがみられる」と7ヵ月ぶりに上方修正した。この理由は、鉱工業生産指数の回復基調への回帰だ。季節調整済値の推移をみると、リーマンショック前のピークが08年2月の110.1、リーマンショック後のボトムは09年2月の69.5、以後回復に転じ、昨年5月には96.1まで回復した。しかし、6月からは10月まで5ヵ月連続のマイナスで10月には90.9と昨年の最低水準に落ち込んでいた。それが11月に1%、さらに12月は3.1%と連続してプラスとなり、1月も5.7%のプラスを見込んでいる。1月が見込み通りなら指数は100.0と、08年10月以来の大台への復帰となる。ピークに比べれば1割下の水準だが、生産の復調を確認するものとなる。 生産は、景気動向を左右する基本的な経済活動だ。雇用や雇用者所...
政府は今年1月の月例経済報告で、景気の基調判断を、昨年12月の「足踏み状態となっている」から「一部に持ち直しに向けた動きがみられる」と7ヵ月ぶりに上方修正した。この理由は、鉱工業生産指数の回復基調への回帰だ。季節調整済値の推移をみると、リーマンショック前のピークが08年2月の110.1、リーマンショック後のボトムは09年2月の69.5、以後回復に転じ、昨年5月には96.1まで回復した。しかし、6月からは10月まで5ヵ月連続のマイナスで10月には90.9と昨年の最低水準に落ち込んでいた。それが11月に1%、さらに12月は3.1%と連続してプラスとなり、1月も5.7%のプラスを見込んでいる。1月が見込み通りなら指数は100.0と、08年10月以来の大台への復帰となる。ピークに比べれば1割下の水準だが、生産の復調を確認するものとなる。 生産は、景気動向を左右する基本的な経済活動だ。雇用や雇用者所得に
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