医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

論点

国内大手4社の非効率的な研究開発

模索すべき新たなビジネスモデル①

2011年2月15日号

 主力自社品の特許切れによる大手製薬企業の収益の落ち込み、いわゆる『2010年問題』が意識され始めてから、研究開発投資は継続的に高い水準で推移している一方、画期的な新薬が出ない状況が継続している。ここでは、国内大手4社の研究開発投資の効率性について考えてみたい。  表は06年から10年上期にかけて、ステージアップした化合物数を一覧にまとめたものである。各社の開示状況を踏まえ、第Ⅱ相入りからカウントした。自社と定義したものは、自社オリジンの化合物で、当該期間中の買収企業のオリジン化合物は含んでいない。また、効能追加・剤形追加も含まず、グローバル開発のうち、最も開発が進んだ地域での開発ステージの変更を数えた。導入品は、ステージアップとしてカウントした。当該期間の研究開発費合計は、05年度から10年度上期に計上された研究開発費の総額である。 ...  主力自社品の特許切れによる大手製薬企業の収益の落ち込み、いわゆる『2010年問題』が意識され始めてから、研究開発投資は継続的に高い水準で推移している一方、画期的な新薬が出ない状況が継続している。ここでは、国内大手4社の研究開発投資の効率性について考えてみたい。  表は06年から10年上期にかけて、ステージアップした化合物数を一覧にまとめたものである。各社の開示状況を踏まえ、第Ⅱ相入りからカウントした。自社と定義したものは、自社オリジンの化合物で、当該期間中の買収企業のオリジン化合物は含んでいない。また、効能追加・剤形追加も含まず、グローバル開発のうち、最も開発が進んだ地域での開発ステージの変更を数えた。導入品は、ステージアップとしてカウントした。当該期間の研究開発費合計は、05年度から10年度上期に計上された研究開発費の総額である。

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence