「ザイザル」発売によるＤ活性化

ＭＲ活動実態調査レポート

「ザイザル」発売によるＤ活性化

新時代のＭＲ活動実態調査・ＳＭＡＸデータ分析63

エスマックス株式会社　株式会社グッドサイクルシステム医薬情報戦略室医療ビジネスコンサルタント谷津田義久

2011年2月15日号

　春先の花粉シーズンを控え、抗アレルギー剤領域が活況を呈してきた。とくに久し振りの新薬である「ザイザル」の発売もあって、既存の汎用抗アレルギー剤もＤ（ディテール）量を増している。後発品問題が絡むなか、保険薬局での後発品変更にも目配りしつつ、処方医への活動を行わなければならないが、保険薬局における活動はあまりみられない。ザイザルを発売したグラクソスミスクラインは、例外的に保険薬局への活動に注力している。呼吸器領域の「アドエア」など、特殊な吸入キッドを使用するため、患者へのきめ細やかな情報提供の必要性からだろう。　エスマックスは固定パネルの医師にウイークリーにＭＲのＤ状況を調査し、フィードバックを受けている。従って、処方マインドをベースとしたＤ成果を把握することができるだけでなく、Ｄ目的を達成するために要した期間や回数なども測定できるのであ... 　春先の花粉シーズンを控え、抗アレルギー剤領域が活況を呈してきた。とくに久し振りの新薬である「ザイザル」の発売もあって、既存の汎用抗アレルギー剤もＤ（ディテール）量を増している。後発品問題が絡むなか、保険薬局での後発品変更にも目配りしつつ、処方医への活動を行わなければならないが、保険薬局における活動はあまりみられない。ザイザルを発売したグラクソスミスクラインは、例外的に保険薬局への活動に注力している。呼吸器領域の「アドエア」など、特殊な吸入キッドを使用するため、患者へのきめ細やかな情報提供の必要性からだろう。　エスマックスは固定パネルの医師にウイークリーにＭＲのＤ状況を調査し、フィードバックを受けている。従って、処方マインドをベースとしたＤ成果を把握することができるだけでなく、Ｄ目的を達成するために要した期間や回数なども測定できるのである。

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