後発品使用促進の次に来る「新世界」
先発・後発一括りで、業界が恐れる「禁断の果実」
(株)薬新 井高恭彦
2011年2月1日号
政府が掲げている「後発医薬品の使用促進」も、やがて終わりが来る。かつて声高に叫んだ「医薬分業の推進」がそうだったように、各種政策が一定程度、実を結べば、きっと旗を降ろすときが来るだろう。しかし、具体的な時期や、将来の市場のあるべき姿について関係者の意見はバラバラ。まったく統一感がない。
そもそも、今の政策目標の最終期限も、業界内で解釈に混乱が生じている。「12年度までに数量ベース30%以上」と謳っているが、ここでいう「12年度まで」が「12年度に入るまで」なのか、「12年度が終わるまで」なのか、断定し切れないからだ。
厚生労働省の正式見解はこうだ。 「12年度中に、ということ。もちろん早ければ早いほうがいい。だが、最終期限ということなら、13年の3月末(12年度末)だ」(松野強・後発医薬品使用促進専門官)。
となると、目標達成に向け、次の診療報酬、...
政府が掲げている「後発医薬品の使用促進」も、やがて終わりが来る。かつて声高に叫んだ「医薬分業の推進」がそうだったように、各種政策が一定程度、実を結べば、きっと旗を降ろすときが来るだろう。しかし、具体的な時期や、将来の市場のあるべき姿について関係者の意見はバラバラ。まったく統一感がない。
そもそも、今の政策目標の最終期限も、業界内で解釈に混乱が生じている。「12年度までに数量ベース30%以上」と謳っているが、ここでいう「12年度まで」が「12年度に入るまで」なのか、「12年度が終わるまで」なのか、断定し切れないからだ。
厚生労働省の正式見解はこうだ。 「12年度中に、ということ。もちろん早ければ早いほうがいい。だが、最終期限ということなら、13年の3月末(12年度末)だ」(松野強・後発医薬品使用促進専門官)。
となると、目標達成に向け、次の診療報酬、調剤
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