医薬経済オンライン

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核酸医薬に未来はあるのか

疾患治療でのmiRNAの有用性

第3回

広島大学大学院医歯薬学総合研究科教授 田原栄俊

2011年2月1日号

 miRNAは、ゲノム上から転写されるノンコーディングRNAのひとつであり、ノンコーディングRNAのなかでも、とくに注目されている。25塩基程度の小さな小さなRNAが、我われのなかで何をやっているのだろうか。  それは、タンパク質をつくらないけれど、細胞内で転写、翻訳などを制御する機能をもったRNA、「機能性RNA」である。機能的には、miRNAは、細胞の増殖、細胞の分化、転写制御などに関わっていることが明らかになっている。  ひとつのmiRNAは100以上もの多数の遺伝子を一度に制御することが可能で、小さな遺伝子ながら大きな制御機能を有している。従って、miRNAが生物学上重要な機能を担っているものと考えられる。  miRNAは、ゲノム上から転写されるノンコーディングRNAのひとつであり、ノンコーディングRNAのなかでも、とくに注目されている。25塩基程度の小さな小さなRNAが、我われのなかで何をやっているのだろうか。  それは、タンパク質をつくらないけれど、細胞内で転写、翻訳などを制御する機能をもったRNA、「機能性RNA」である。機能的には、miRNAは、細胞の増殖、細胞の分化、転写制御などに関わっていることが明らかになっている。  ひとつのmiRNAは100以上もの多数の遺伝子を一度に制御することが可能で、小さな遺伝子ながら大きな制御機能を有している。従って、miRNAが生物学上重要な機能を担っているものと考えられる。

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