OUTLOOK・欧米のMR事情
米国医師のジェネリック感
第230回
デルファイ・マネジメント・コンサルタント(DMC)社 植田南人
2011年2月1日号
日本でもジェネリックは徐々に浸透しつつあるが、まだまだその使用頻度は低い。日本ジェネリック製薬協会のデータによると、ジェネリックの使用は欧米各国で進んでおり、普及率は米国71%、カナダ66%、英国65%、ドイツ62%といずれも60%を超えている(09年・数量ベース)。一方、日本の普及率は20%程度にとどまっている。 日本政府は、現在、医療費削減策の重要プロジェクトとして、12年度までに数量ベースで30%の普及率をめざし、数々のジェネリック使用促進策を打ち出しており、徐々に効果が出始めている。だが、その使用促進に際して、安定供給がなかなか難しいというジェネリックメーカーの問題や、医師や薬剤師がジェネリックに対してネガティブなイメージを持っていることが普及のネックとなっている。 それでは、ジェネリックの使用促進が、数量ベースで70%を超える米国で、とくに処方...
日本でもジェネリックは徐々に浸透しつつあるが、まだまだその使用頻度は低い。日本ジェネリック製薬協会のデータによると、ジェネリックの使用は欧米各国で進んでおり、普及率は米国71%、カナダ66%、英国65%、ドイツ62%といずれも60%を超えている(09年・数量ベース)。一方、日本の普及率は20%程度にとどまっている。 日本政府は、現在、医療費削減策の重要プロジェクトとして、12年度までに数量ベースで30%の普及率をめざし、数々のジェネリック使用促進策を打ち出しており、徐々に効果が出始めている。だが、その使用促進に際して、安定供給がなかなか難しいというジェネリックメーカーの問題や、医師や薬剤師がジェネリックに対してネガティブなイメージを持っていることが普及のネックとなっている。 それでは、ジェネリックの使用促進が、数量ベースで70%を超える米国で、とくに処方者で
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録