一本足打法 | 医薬経済オンライン

医療の流れを見極める

一本足打法

Chapter61

伊竜忠志

2011年2月1日号

　「独参湯」（どくじんとう）。もともと気つけの妙薬と言われる煎じ薬のことだが、転じて歌舞伎でいつ出しても当たる狂言を指すようになった。例えば、赤穂浪士の事件。江戸幕府から上演することを固く禁じられていたため、時代設定も場所背景も登場人物もすべて替えて狂言に仕立て上げた。こうして出来上がった「仮名手本忠臣蔵」は、歌舞伎の独参湯と言われ、不況になると必ず上演されるほどの人気狂言になったそうだ。　ちなみに、仮名手本とは、仮名47文字すなわち四十七士を指す。　人口10万対で47では多すぎる調剤薬局も「業態転換」という名の独参湯が必要なのかもしれない。　「独参湯」（どくじんとう）。もともと気つけの妙薬と言われる煎じ薬のことだが、転じて歌舞伎でいつ出しても当たる狂言を指すようになった。例えば、赤穂浪士の事件。江戸幕府から上演することを固く禁じられていたため、時代設定も場所背景も登場人物もすべて替えて狂言に仕立て上げた。こうして出来上がった「仮名手本忠臣蔵」は、歌舞伎の独参湯と言われ、不況になると必ず上演されるほどの人気狂言になったそうだ。　ちなみに、仮名手本とは、仮名47文字すなわち四十七士を指す。　人口10万対で47では多すぎる調剤薬局も「業態転換」という名の独参湯が必要なのかもしれない。

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