医薬経済オンライン

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MSAパートナーズ レポート

動き始めた処方薬価格の透明化

PBMと薬局の争いが後押し

2011年2月1日号

 米国の医薬品流通システムで、PBM(薬剤給付管理会社)が果たす役割は大きい。  PBMは、処方薬の給付が含まれている医療保険プランと契約し、保険会社から医薬品給付管理サービス料を徴収、薬局への償還を行う。また、供給サイドではその購買力をテコにして製薬会社を相手に価格交渉を行い、製薬会社からフォーミュラリーへの優先的位置付けを目的としたリベートを受ける。このようにしてPBMは、米国の医薬品給付管理を一手に担ってきた。そしてPBMは、その流通における支払いシステムの各所から得られる差益を収入源のひとつとしている。  PBM市場では、メドコヘルスソリューションズ、CVSケアマーク、エクスプレススクリプツの3社が主要プレーヤーである。3大PBMのいずれも、今や単なる薬剤給付の枠を越え、メールオーダー薬局や専門薬局を社内に抱え、処方薬の価格抑制と患...  米国の医薬品流通システムで、PBM(薬剤給付管理会社)が果たす役割は大きい。  PBMは、処方薬の給付が含まれている医療保険プランと契約し、保険会社から医薬品給付管理サービス料を徴収、薬局への償還を行う。また、供給サイドではその購買力をテコにして製薬会社を相手に価格交渉を行い、製薬会社からフォーミュラリーへの優先的位置付けを目的としたリベートを受ける。このようにしてPBMは、米国の医薬品給付管理を一手に担ってきた。そしてPBMは、その流通における支払いシステムの各所から得られる差益を収入源のひとつとしている。  PBM市場では、メドコヘルスソリューションズ、CVSケアマーク、エクスプレススクリプツの3社が主要プレーヤーである。3大PBMのいずれも、今や単なる薬剤給付の枠を越え、メールオーダー薬局や専門薬局を社内に抱え、処方薬の価格抑制と患者

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